ご挨拶
この度、神奈川県行政書士会に登録し、川崎市に事務所を開設しました。
大学を卒業後、外資系銀行にて約25年以上にわたり、一貫して外国為替の仕事に携わってきました。若い頃は為替ディーラーとして、トレーディング業務を経験し、その後はセールス担当として主要企業に対する顧客業務を執り行ってきました。時にはナイトデスクやミッドナイトデスク担当となり昼夜逆転の生活が続いた時期もあります。経済効率を第一とする価値観の金融界の中、その中でも特に市場原理主義のイデオロギーが支配する、いくら稼いだかによって評価される市場部門の世界に身を置いてきました。
そんな中、齢50歳を目前に控えて、それまで全く勉強もしたことがなかった法律の勉強を突如始めることになりました。行政書士資格試験の勉強をする中で、金融とは違う思考力が求められる法律というものの魅力に触れて、ある意味夢中になり、勉強に集中できました。そして無事平成28年度試験に合格することができました。
高齢化が一段と進行する中で、最近では100年ライフとのフレーズもよく耳にしますが、そのように考えてみれば、まだまだ人生は後半戦が始まったばかりです。大いに挑戦する時間が残っています。法律専門職の一員として、これからは個人の尊重という価値観を中心に、市民の自由や権利を守ることに大変やりがいを感じています。とはいえ、少数派、弱者の立場になって考える想像力などまだまだ自分には足りないと感じます。更に一段と法的な思考力を身につける必要があります。今後は効率主義という事ではなく、共感の原則といったことを自らの核にして行動していきたいと考えます。そして、依頼者の皆様の、市民の基本的人権、権利を擁護できる行政書士として成長していきたいと思っています。
誠実に真摯に責任を持って業務に取り組んで参ります。
ささやかながら、皆様のお役に立ちたいと思っております。
よろしくお願い致します。
三原 光博